2023年02月14日
近年、生産年齢人口の減少に伴う働き方改革の推進など、社会的背景の影響もあり、RPA(RoboticProcessAutomation)が注目されています。導入事例は着実に増加傾向にあり、日本国内企業のRPA導入状況は85%という結果が出ています。業界や企業規模を問わず、RPAを活用する企業が増えており、その有用性が明らかになり始めている状況です。ロボットによる業務を自動化し、「効率化」を図るRPAですが、その効果を得るためには導入後の運用管理が欠かせません。しかし、RPAロボットの運用が思ったより複雑だとよく言われています。RPAロボット運用の複雑さを解決するため、テネス天陳が「ITILforRPA™」というコンセプトを提唱して発表しました。「ITIL」は、ITサービスマネジメントの“ベストプラクティス”と呼ばれる『成功事例』をまとめており、ITサービスマネジメントを行ううえで重要なものです。ITILを上手に導入することができれば、ITサービスを効率的に運営しながら、問題(インシデント)の発生も抑えられるはずです。ITILforRPA™は、RPAロボット運用管理のベストプラクティスを集めたフレームワークです。ITILforRPA™のサービスサポートは7つの運用プロセス「サービスデスク」「インシデント管理」「問題管理」「構成管理」「変更管理」「リリース管理」「計画管理」があります。今後7つの運用プロセスの詳細を続々とご紹介します。
2023年02月10日
執筆:免色渉2022年11月にOpenAIという企業がリリースしたChatGPTは、その高度な技術から瞬く間に注目を集め、既に日本でもかなり話題になっています。今回の記事では、そんな『ChatGPT』を様々な観点から徹底解説していきます。まず、以下のグラフを御覧ください。これは現在世界中に普及しているサービスが最初にユーザー数が100万人を突破するまで何日かかったかをまとめています。読者の皆様の中に、このグラフに記載されているサービスを全く使ったことがないという方はおそらくほぼいないでしょう。それほどの普及度を誇るサービスでも、100万人ユーザー獲得に数ヶ月を要しています。しかし、2022年11月にリリースされたChatGPTは、なんと5日という異次元のスピードでそれを達成しています。また、ChatGPTは2023年2月7日現在、リリースから2ヶ月あまりで全世界ユーザー1億人を突破しました。これは今までリリースされてきたサービスでダントツの最速だそうです。この事実からもわかるように、ChatGPTの革新性は誰の目にも明らかです。次の章で具体的にどんなことができるのか紹介していきます。丸め誤差によって合計が100%にならない場合があるため、ご了承いただきたい。目次・ChatGPTにできること・ChatGPTが高度な解答を生成する仕組み・ChatGPTが検索エンジンに導入されることで起こること・ChatGPTだけじゃない!高性能AI3選 ・AI-OCR ・RPA ・Midjourney・まとめChatGPTにできること1.対人のような会話ChatGPTは、まるで生身の人間を相手にしているようなリアルな会話文を生成することができます。今回は仕事終わりとGoogleの入社面接という2つのシチュエーションを試してみました。ChatGPTに日本橋のおすすめ焼き鳥居酒屋を聞いてみましたこのように問いかけると、特になにも指定しなくても、流暢な日本語で、正確な店名まで教えてくれます。また注目してほしいのは、「ごめん!言い忘れてた!~」以降のChatGPTの回答です。こちらからは特に日本橋とは指定していないにも関わらず、文脈からまだ前回の会話の続きを話していると読み取って、続けて日本橋の焼き鳥居酒屋を紹介してくれています。と、ここで感心するわけにはいきませんでした。味覚を持たないChatGPTがおすすめするお店が一体どんなお店なのか調べてみたところ、一番目の『鳥貴族』以外実在しない店舗だったのです。こんなにも各店舗の特徴から日本橋駅からの時間まで自信満々に記述しているにも関わらず、ほとんど架空のものだったとは驚かざるを得ません。このことを踏まえると、ChatGPTはたしかに便利なものの、ファクトチェックはかかせないようです。続いて、Googleの入社面接という設定でChatGPTに問いかけてみます。ChatGPTにGoogleの入社面接という設定で質問してみましたこのような高度な論理性や知識が求められる採用面接型の会話でも、上記のようにまずまずな会話をすることができます。ただ、「Googleのミッション」は大義には合っているものの、Googleが掲げているものとは異なるので、やはりChatGPTは必ずしも正確というわけではないようです。2.表計算ソフトの関数やプログラミング言語の記述ChatGPTでできるのは、会話だけではありません。なんと、ExcelやGoogleスプレッドシートといった表計算ソフトの関数でも、こちらがお願いしたことを忠実に実行する関数を書いてくれます。ChatGPTに日本の47都道府県のうち、漢字表記で4文字以上になるものを抽出するGoogleスプレッドシートの関数を書かせてみましたこのように、ChatGPTが示した解答をコピペして入力してみます。漢字表記が4文字以上となる県を抽出できましたこのように、コピペで使える正確な関数を記述してくれちゃいます。加えてHTMLなどの基礎的な言語からPythonまで、ベースとなるコードを記述させることも可能です。また、GoogleスプレッドシートでChatGPTを使うには、上記の方法以外にもChatGPTforGoogleというChrome(firefoxにも対応)の拡張機能を追加するという方法があります。これを使うと、以下の画像のように直接Googleスプレッドシートの中で『GPT関数』という関数を使って様々な情報の入力を自動化できます。ここでは、A列に入力した歴史上の人物の解説をB列以降に自動入力するというGPT関数を組んでいます。このGPT関数の使い方については少々複雑なのと解説画像が多いため、PDFで配布しています。必要な方は下記の赤いボタンからダウンロードしてみてください!3.小説、脚本を書くことができるプログラミング言語や表計算の関数はまだ、論理的な仕組みによって成り立っているため、100歩譲って最新のAIが代行できると聞いてもすんなり受け入れられるかもしれません。しかしこのChatGPTは、web上にテキストの情報があるものであれば何でもそこから学習して問いに答えてくれる、もしくは創り出してくれます。試しに条件を与えて、『小説を書いてください』と入力してみましょう。ChatGPTに1980年代、東ドイツ、23歳の大学生ジョンという条件で小説を書かせてみましたすると、このようにとてもありきたりなストーリーではありますが物語の大枠を記述してくれます。ChatGPTがリリースされた半年前には絵画を創造してくれる『Midjourney』がリリースされたことを踏まえると、現在はまさにAIの開発ラッシュの真っ只中にいると言っていいでしょう。また、このChatGPTは維持費の問題から有料化の動きがあるものの、2023年1月現在、だれでも無料で使うことができます。次の章で、具体的な利用方法について解説していきます。ChatGPTが高度な解答を生成する仕組みこのテーマは専門的に深く解説しようとする膨大な文量になってしまいそうなのでざっくり簡単に、ITにそれほど詳しくない人でもわかるように解説していきたいと思います。まず、大枠を話すと、ChatGPTはweb上にあるテキストデータを分析して、そこから質問に対する解答を作成しています。例えるなら、テストに出てくる問題(=私達が与えるタスク)に、教科書を見ながら解答するという感じです。ChatGPTは、私達が出すタスクに、webという膨大な教科書を見ながら解答しているのです。しかし、筆者自身もAI技術に精通しているわけではないので、一応ChatGPTにその仕組みを質問してみたところ、以下のような答えが返ってきました。以下引用from ChatGPT「ChatGPTは、人間のテキストを学習し、それに基づいて新しいテキストを生成する人工知能モデルです。それは、大量のテキストデータを使用して学習し、それに基づいて新しい文章を生成するために、深層学習のアルゴリズムを使用します。具体的には、ChatGPTは、「Transformer」と呼ばれる技術を使用して、言語のパターンを学習します。これは、言語の中で単語がどのように相互関係にあるかを理解するために、大量のテキストデータを分析します。そして、これらの学習結果を使用して、新しい文章を生成します。』ChatGPTが検索エンジンに導入されることで起こること結論簡単にいうと、Microsoft社はChatGPTというカードを切ってGoogleに独占されている検索エンジンシェアを奪取しようとしているようです。ChatGPTはGoogle検索に勝てるのか以上で解説してきたように、ChatGPTは条件さえ整えばかなりの威力を発揮します。そのことから、ChatGPTを開発したOpenAIに多額の出資をしてきたMicrosoft社は、当社が所有及び運営する検索エンジン『Bing』になんらかの形で搭載することを検討しているようです。既にGoogleChromeでは拡張機能で検索ワードをChatGPTに入力した場合の解答も表示できるものがありますが、Microsoft社がより高度な導入を行えば、現在検索エンジンの世界の世界シェアで9割以上を誇るGoogleの地位が揺らぐときが来るかもしれません。事実、Google幹部はChatGPTの登場を見て社内に「Code:red(非常事態)」を宣言したとの報道がありました。 実際にどのような形で導入されるかはまだわからないものの、今まで何度も革新的なサービスを生み出してきたMicrosoft社とだけあって、期待は大きいですよね。Googleは既にChatGPTの対抗馬を開発中?とはいえ、そのGoogleも出資する企業からChatGPTの対抗馬になり得る超高性能AIを来年にも公開予定であり、その性能はChatGPTの3倍にもなるとの声もあります。このような超ハイペースのAI開発競争を見ていると、既存の価値観が音を立てて崩れていくのを目の当たりにしているような気がしてしまいます。ChatGPTだけじゃない!高性能AI3選ChatGPT以外にも、以前から起業ログで紹介している高精度なAIを紹介していきます。既にSaaSとして製品化され、様々な企業に導入されているものもあるので是非チェックしてみてください。(クリックすると起業ログの別記事に遷移します)AI-OCROCR(OpticalCharacterReader)とは、文書のテキスト部分を文字情報として抜き出しデータとして活用する技術です。紙の文書や手書き資料をスキャンし、その画像データからテキストデータを抜き出します。その中でもAI-OCRとは、テキストデータを抜き出す際の処理にAI技術を活用し、より精巧・正確に処理を行えるOCRシステムです。AI-OCRは従来のOCRよりも文字認識率が高い、異なるフォーマットへの流用が簡単などのメリットがあります。これまでの紙媒体の帳簿データをデジタル化できるため、幅広いシーンで活用されています。AI-OCRは、AI-OpticalCharacterReaderの略で、AIを使って電子化された文章から手テキストを読み取ることができるサービスです。もともとOCRというサービスは存在しましたが、AIを導入して精度が向上しているため、最近導入する企業が急増しています。RPARPAとは、「RoboticProcessAutomation」(ロボティック・プロセス・オートメーション)の略で、簡単に言うとPCを使った単純作業や定型業務を自動化する技術のことです。RPAにこれまで人が行っていた規則的な処理手順を登録すると、複数のシステムやアプリケーションにまたがる作業も品質を保ちながら瞬時に実行が可能です。日本では、2016年ごろから注目されはじめ、現在は大企業を中心に導入が進んでいます。人材不足や働き方改革で、事務作業や定型業務の自動化のため、近年導入する企業が増え益々注目されている「RPA」。この記事では、RPAの基礎知識と、導入のメリット、具体的に置き換えられる業務や導入事例、その他の自動化ツールとの違いを徹底解説していきます!MidjourneyMidjourney(ミッドジャーニー)とは、キーワードに合った画像を自動生成してくれるサービスです。SNSでも話題を集め、人気が高まっていますが、その凄さと人気の理由を下記の記事で解説しています。Midjourneyとは?話題の画像生成AIの使い方・初心者向けのコツも徹底解説!Twitterにも連日多数の作品が投稿され「神絵が描ける!」「イラストレーターの仕事が無くなる!?」など大盛り上がりです。この記事では、Midjourneyの始め方・使い方・上手く描くコツなどを徹底解説。また、初心者には難しく感じる英語でのキーワードの書き方、気になる商用利用の規約、注意点や困ったときの解決法もわかりやすく紹介します。自分もカッコイイ絵を描いてみたいけれどうまく使えない...とお悩みの方も、ぜひご参考ください。まとめいかがでしたか?この記事ではChatGPTの概要や使い方について解説しましたが、もっとニッチな使いかたや面白い使い方を知りたい方はツイッターで検索すると、面白い使いかたをしている人がたくさんいるので是非チェックしてみてください。出典:https://kigyolog.com/article.php?id=1758
2023年02月10日
ここ数年でエンタープライズITとしての地位を確立したRPA(RoboticProcessAutomation)。近年、RPAの開発や管理、実行に関する基本機能は汎用(はんよう)化しつつあり、周辺機能も拡張されている。機能追加には幾つかの方向性があり、自動化の範囲を拡大するためのAPI連携やAI技術にまつわる機能、プロセス可視化のためのプロセスマイニングやタスクマイニング機能、自動化環境の利便性を高めるための機能などに分類できる。これらについて、企業のユーザーはどの程度期待を寄せているのか。 RPA活用の現在地を探るために、キーマンズネットは「業務自動化に関する意識調査2022年」と題してアンケート調査を実施した(期間:2022年9月14日~10月17日、有効回答数:518件)。本連載は、全7回にわたってアンケート調査から得られた結果を基に活用状況と課題、発生したトラブルなどを紹介する。なお、グラフで使用している数値は、丸め誤差によって合計が100%にならない場合があるため、ご了承いただきたい。■目次・RPA活用は加速か失速か 大規模調査から読み取る業務自動化ニーズの変化・RPAが個別最適に陥る本当の理由・コロナ禍のテレワークでRPAを使うとどんな問題が起きる?RPA製品の選定ポイント、ある項目が急浮上 まず、RPA製品を選定する際に重視するポイントについて聞いた。「コストが安い」(71.2%)がトップに上がり、「UIが日本語で分かりやすい」(57.1%)、「ベンダーのサポートが手厚い」(43.1%)が上位に上がった(図1)。 1位と2位は2021年の調査と同様の結果だったが、「ベンダーのサポートが手厚い」に関しては、7位から3位に浮上した。RPAの導入は、検討フェーズから拡大フェーズに至るまで、さまざまなつまずきポイントを解消する必要がある。特に近年は全社業務を横断的にデジタル化、効率化するデジタライゼーションの一手段としてRPAを位置付ける企業も増えているが、長期的なプロジェクトを成功させるためには技術的な知見だけでなく、組織体制や人材教育といったソフト面でもノウハウが求められる。多くのユーザー企業を抱え、さまざまな観点でサポートを受けられることがベンダーの選定ポイントになっているようだ。RPAと連携させたい機能 全社的なプロセス改革がトレンドの今、ベンダーもRPAの大規模な活用を想定した機能を拡充し、サードパーティー製品との連携強化を進めている。一方、それらの機能はユーザーにも重宝されているのだろうか。 RPAと連携している、または連携させたい技術を聞いたところ、「AI-OCRや画像認識AIを組み合わせた自動文字認識とデータ入出力」(35.5%)、「ノーコード/ローコードによるアプリ開発ツール」(34.2%)、「RPAのシナリオに対するテストの自動化、効率化」(29.7%)が上位に上がった。 AI-OCRや画像認識AIを組み合わせた自動文字認識については、RPAブーム初期から「連携させたい技術」として人気だ。紙やPDFのテキスト情報をRPAが扱える形式で抽出することで、自動化の範囲を一段階拡大できる。 ノーコード/ローコードによるアプリ開発ツールについては、2022年の調査から新たに加えた項目だが、初登場で2位にランクインした。RPAは費用対効果の問題からシステム化に適しておらず、定型的な業務の自動化に用いられることが多いが、ノーコード/ローコード開発ツールは、システム化できない非定型業務領域に貢献すると言われている。 RPAのシナリオに対するテストの自動化、効率化という項目は、近年RPAベンダーが特に力を入れている領域で、2021年の調査では1位だった。RPAのシナリオをテストする際は、テストデータの作成や、複数の分岐パターンのテストにかかる工数が問題になっている。ユーザー企業においては、これらの負担を削減する機能が注目を集めているようだ。RPAで自動化したい業務は? 最後に、RPAについて「興味はある」「検討中」「トライアル実施中」「トライアル完了」「本格展開中」「本格展開完了」と回答した人を対象に、「RPAを導入したら適用したい業務は何か」を聞いた結果を紹介しよう。 1位は「ワークフローの自動実行」(46.5%)、2位は「集計レポート制作」(41.9%)、3位は「社内システム向けの巡回、定型データ収集」(33.2%)、4位は「定型メールの送信」(31.5%)、5位は「Webサイトなどの巡回、定型データ収集」(29.9%)だった(図3)。5つの項目のうち3つは2021年の調査でもランクインしていた。 出典:https://kn.itmedia.co.jp/kn/articles/2212/15/news032.html
2023年02月09日
RPA業務ロボットを導入する企業が増えており、会社の同僚の一員としてロボットの存在感が増している。多くのホワイトカラーが自分の仕事がロボットに取って代わられているのではないかと心配し始めている。人事部門としては、ロボットが会社の人事や組織構造に与える影響も考慮せざるを得ない。本セミナーでは、「2023年 社内業務ロボットの増加により企業人事制度の变革」をテーマとして、HR領域の専門家が業務ロボットの導入にまつわる人事課題と対応策を解説します。お申し込みはこちら開催概要■開催日時:2023年2月21日(火)CST15:00~16:00JST16:00~17:00■開催形式:オンラインストリーミング配信■定 員:1000名まで(事前申込制)■参加 費:無料■講演言語:中国語■主 催:テネス天陳■参加对象:①総経理・副総経理もしくは企画管理部・IT部・人事部管理職と担当者の方など②DXやRPAに取り組もうとされている責任者/ご担当者様③RPAロボットを運用している責任者/ご担当者様※本セミナーは視聴対象者を限定しており、法人様向けとなります。個人の方、視聴対象者以外の方や協賛企業と競合の方などお申込みはご遠慮いただいております。プログラム2023年社内業務ロボットの増加により企業人事制度の变革~業務ロボットの導入にまつわる人事課題と対応策~上海杉達学院教授、南通大学 副教授上海強格楽管理諮詢有限公司 総経理繆申【略歴】1968年生まれ。1991年、上海外国語大学日本語学部国際貿易科卒業、経済学学士学位取得、上海財経大学MBA取得。上海市政府が認定したシニアコンサルタント資格を取得。日系メーカーの企業管理の経験を踏まえ、日系大手総合商社、サービス業の人事マネージャーとして、人事管理の現場で日々の人事・労務問題への対応ノウハウを蓄積。その後、日系大手コンサルティング会社の人事コンサルタントとして、10数年に及ぶ企業の人事労務の現場での実務経験を踏まえたコンサルティングに従事。現在、弊社のシニアコンサルタントとして、中国における労働法律・法規への熟知、長年にわたる実務経験を踏まえ、企業の実情に合致し、カスタマイズした人事・労務コンサルティングのサービスを提供している。視聴方法1.事前申し込み:申し込みボタンをクリックし情報を記入して提出してください。等后台48小时审核后会以邮件形式通知您讲座参加方式。2.当日視聴方法:申込み成功のメールが届いたら、当日にPC端末や携帯からご視聴してください。お申し込みはこちら
2022年11月02日
目次・はじめに・中国のデジタル化はなぜ発展できたのか ・中国のデジタル化推進のための政策 ・国家情報化発展戦略の概要・長期的なデジタル化政策推進の結果 ・インターネット・モバイル利用者が増加 ・デジタル経済規模の増加・まとめはじめに今の時代、経済発展とデジタル化はとても大きく関係します。中国はこれまで20数年と長期的に国全体を挙げてデジタル化に力を注いできました。今では、世界でトップレベルのデジタル化を実現しています。今日は、中国がどのようにして「デジタル大国」となったか、その背景を見ていきましょう。中国のデジタル化はなぜ発展できたのか中国のデジタル化推進のための政策中国はデジタル化推進のための明確な計画を5カ年計画や分野特化型発展戦略を通して推し進めてきました。1982年に、国家ハイテク研究発展計画が始まりました。1990年には国家情報化「九五規画」と2010年までの長期ビジョンを打ちだしました。2006年に「国家情報化発展戦略」が考えられ、2014年にはその概要が決まります。2017年はAI(人工知能)の発展計画、2020年は新型インフラ建設構想と2035年までの長期目標が掲げられています。国家情報化発展戦略の概要2006年に出された「2006-2020年国家情報化発展戦略」で、2020年までの基本的な目標として掲げられたのは、・総合的な情報インフラの普及と整備・電子政府の推進・デジタルディバイド(情報格差)の縮小・人材育成と競争力向上などです。この計画をきっかけに、ネットインフラが整備され、インターネット利用者が劇的に増加しました。また、人材育成と優秀な人材確保に力を入れるようになり、海外留学で帰国した人たちがIT企業や研究機関でなどで活躍できるようになりました。長期的なデジタル化政策推進の結果インターネット・モバイル利用者が増加参照:野村総合研究所資料中国のデジタル化政策により、インターネットとモバイルの利用者数が飛躍的に大きく増えました。このグラフを見ると、2007年は約2億だったインターネット人口(紺色の棒線)は2020年12月には10億近くに、5000万に満たないぐらいだったモバイルインターネット人口(グレーの棒線)はほぼインターネット人口と同じく10億近くにまで増加しています。2020年12月現在、インターネット人口にモバイルインターネット人口がほぼ追いついており、ネット人口に占めるモバイルインターネット人口の割合(青の折れ線)を見ると99.7%となっていることからも、インターネットを利用する人のほとんどはモバイル端末からもアクセスしていることが分かります。特に新型コロナウィルス感染症の影響もあったからか、2019年6月から2020年12月でインターネット人口とモバイルインターネット人口ともに1億以上増加しており、過去で最も増加幅が大きくなっています。また、2007年にはインターネット人口が約2億、モバイルインターネット人口に至っては5000万に満たないぐらいでしたが、わずか約13年でインターネット人口約5倍、モバイルインターネット人口に至っては約20倍ほど増加しています。この驚異的な増加率、増加数は、中国の長期的なデジタル化政策推進の結果にほかなりません。デジタル経済規模の増加参照:野村総合研究所資料このグラフで一目瞭然ですが、2002年から2019年までの約20年間の変化は非常に大きいです。2019年のデジタル経済規模は、358,402億元(約573兆円/1元16円換算)にまで達しました。これは2019年のGDPの36.2%を占めています。約20年の間に、金額規模で約30倍、GDP比で約3.5倍もの成長を遂げました。これは驚異的な数字です。まとめ今回は、中国が「デジタル大国」になった背景と、長期的なデジタル化政策の推進がもたらした結果を見てきました。中国は、デジタル化推進計画を明確に打ち出し、長期的に、また着実に進めてきました。中国のこれまでの経済発展とデジタル改革を見ると、ネットインフラの充実や、優秀な人材確保が重要課題であることが分かります。日本もデジタル化・DX(デジタルトランスフォーメーション)化を推進しています。DXの定義である「ITの浸透が、私たちの生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」、そのような未来に期待したいものです。
2022年10月13日
RPA(RoboticsProcessAutomation)とは、人がコンピュータ上で行っている定型の作業を、システム(通称ロボット)で自動化すること。業種や業務に関わらず、様々なパターンのロボットを作成することができ、作業時間の短縮、ヒューマンエラー削減などの生産性向上が期待できる。RPAの主な特長として以下の3つがあげられる。01簡単に作成・修正可能一からのシステム構築が不要で、ユーザー自身が簡単にロボットを作成、修正できる。例えば伝票入力の場合「新しい伝票に変更」「項目の追加」など、変更が必要なケースが発生しても、ューザーがすぐに修正可能。柔軟かっ迅速に対応できる。02業務対応の幅広さ導入前社内外のシステムに横断的に接続し、操作・連携・入力作業が可能。例えばプラウザとExcelを連携させ、営業支援システムに入力されたデータを取得、その後Excelに最新テータを入力させるといった作業も自動で実行できる。0324時間365日稼働人間とは異なり、毎日決まった時間にデータを取得したり、社員退社後の夜遅い時間でも正確に決められた作業を実行することができる。以上のようにRPAはルール化された定型業務やパソコン上で完了する業務などが得意。社員はこれまで手入力で時間がかかっていた作業を素早く、正確に代行してもらい、短縮してできた時間を企画などのクリエイデイプな作業に充てられる。定型業務の効率化のほか、コスト削減、売上向上に繋けられるRPA。まずは現在の業務プロセスの見直し、業務量の洗い出しをしつつ、TENEZに相談を。TENEZのRPAソリューションを導入した、ベビー用品全般を扱う日本のメーカー「ピジョン株式会社」の中国現地法人「贝亲管理(上海)有限公司」の矢野亮董事長(写真右)と当社製品製造などを請け負う「贝亲母婴用品(上海)有限公司」の周劍峰総経理にRPA導入の理由や今後の展望を伺った。青浦工場に導入したRPA世界各国に展開するピジョングループでも有数の売り上げと利益を生み出す上海の青浦工場。商品製造だけでなく、プロダクトの開発部門も抱え、グループ内でも重要な工場の一つとなっている。青浦工場ではオフィス業務や全工程業務において、単純で反復的な多くのタスクに長時間かけているのにも関わらず、ミスやトラブル発生率が高かったため、21年にRPA導入に踏み切った。同工場の周総経理が実感したメリットは「ルーティンワークへの人員削減」「コスト削減」「販売時におけるエラーの削減」の3つ。「導入から数カ月後、弊社の購買部門に所属するバイヤー3人の仕事量を1人1日あたり約3時間も節約できるようになった。うち1人は1日最大8時間も節約できる時もあり、サプライヤー間の価格比較、市場調査や商談などさらに重要な仕事に時間を割くことができている」。また購買や財務担当者によるヒューマンエラーが多発していたが、新システム導入後のエラー率は「ほぼゼロ」だという。RPA導入時におけるパートナー選定の決め手は「技術、プロジェクトの経験の両面に長けていること」「日本の経営管理のバックグラウンドがあること」と周総経理。RPAシステムの実装後、業務への最適化や改善作業が必要な場合もスムーズに設定の移行が可能なため同社の管理システムにマッチしているとか。費用対効果が高く、コスト面でも満足度の高さがうかがえた。自動化でコスト削減工場の課題は年々高騰する「社員の給料」と「材料費」。「この2つの費用の割合が大きくなり、利益が取りにくくなってきた」と矢野董事長。これらを抑えるためにRPA以外にも工場の自動化を推進した。今まで人間が何十人も関わっていた哺乳瓶の組立を機械に任せて生産効率がアップ。工場内のあらゆる工程を数値化してさらなる効率化・コストダウンを目指し、ブラッシュアップを続けている。その結果、同工場はピジョングループの中でもファクトリーオートメーションおよびスマートファクトリー化が一番進んだ工場となった。矢野董事長は「IT化、デジタル化を進めていく中でいかに効率化できるか考える部分は人間の役割。機械と人間がうまく融合して答えを常に出していく。デジタル化により毎月、毎週、毎日という単位で工場効率化の答えを具体的に見つけることが可能になる」とし、自動化推進は「社員削減のためではなく、作業効率化でコスト削減のため」と強調している。
2022年08月30日
業務自動化サービスやロボットを設計・構築・運用する会社テネス(上海浦東新区、代表取締役社長:王 林路、以下テネス)は、情報セキュリティマネジメントシステム(InformationSecurityManagementSystem、以下ISMS)の国際規格である「ISO/IEC27001:2013」の認証を2022年8月22日付で取得いたしました。ISO/IEC27001は、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する国際規格であり、企業活動全般において情報の機密性・完全性・可用性に関する組織運営が有効に行われていることを評価するものです。認証取得の背景「デジタル化・業務自動化・クラウド」という言葉に象徴されるように、企業においてITの優位性が強く認識されるようになり、ITサービスの利用は急速に進んでいます。その一方、データ消失や誤操作による情報漏えい等も発生しており、企業がITサービスを選定する際の目安となる認定へのニーズが高まっていました。テネス、これまでも第三者によるセキュリティ認証を重要視しており、各種認証取得に積極的に取り組んでまいりました。そしてこのたび、2022年08月22日付で『ISMSセキュリティ認証』を取得しました。認証概要登録組織:天陈科技(上海)有限公司(TenezTechnologiesCo.,Ltd.)登録範囲:Informationsecuritymanagementactivitiesrelatedtothedevelopment,operationandmaintenanceofcomputerapplicationsoftwareISMS発効日:2022年08月22日適用規格:GB/T22080-2016/ISO/IEC27001:2013登録番号:NOA2210260この認証取得により、当社はITサービス提供事業者としての更なる責任を持って、よりお客様に安心してサービスを活用していただけるよう、セキュリティ管理体制の向上と対策の強化に努めてまいります。また、事業の拡大に伴う人員の増加に対しても、情報セキュリティの運用・維持のために、従業員の「意識」と「知識」を高めていくことも継続して積極的に取り組んでまいります。当社の情報セキュリティ方針及びプライバシーポリシーについては以下をご参照ください。情報セキュリティ方針及びプライバシーポリシー
2022年05月17日
RPAの次に来る自動化のトレンドとして「ハイパーオートメーション」という概念への期待が高まっています。ハイパーオートメーションでは、複数のツールや技術を組み合わせることでRPAの機能を拡張し、自動化の対象領域が拡大できるようになります。Gartner社はハイパーオートメーションの中心となるテクノロジーを、AIとMLによるRPAの拡張としています。RPAとAIテクノロジーを組み合わせることで、オートメーションに新たな機能と柔軟性がもたらされ、以前は不可能だった、非構造化データの入力を必要とするドキュメント化されていないプロセスの自動化が可能になります。本セミナーでは、「業務デジタル化から業務自動化へ」をテーマに、日系企業のRPAxAI-OCRの活用に関する最新情報をご紹介します。開催概要■開催日時:2022年4月21日(木)CST15:00~16:30(JST16:00~17:30)■開催形式:オンラインストリーミング配信■定 員:1000名まで(事前申込制)■参加 費:無料■講演言語:中国語■主 催:テネス天陳■視聴対象:①総経理・副総経理もしくは企画管理部・財務部・IT部・購買部の方など②DXやRPAに取り組もうとされている責任者/ご担当者様 ③RPAロボットを運用している責任者/ご担当者様※本セミナーは視聴対象者を限定しており、法人様向けとなります。個人の方、視聴対象者以外の方や協賛企業と競合の方などお申込みはご遠慮いただいております。プログラム業務デジタル化から業務自動化へ~RPAxAI-OCR導入事例で解説~「ハイパーオートメーション」という概念への期待が高まっていますが、具体的にはどのように実現すれば良いでしょうか。また、日系企業の中国子会社のRPA導入状況はどこまで進んているか。中国現地はどの業務が自動化されているか。三井住友海上火災保険社からは、ハイパーオートメーションの導入事例について解説します。三井住友海上火災保険(中国)有限公司情報技術部総経理陳 婧上海財経大学金融学院を卒業,PMP資格、CISA資格。在任期間中、会社の数世代のコアシステムの建設、および情報システム全体の構築と再構築を担当した。DX技術を利用して業務効率化の改善を促進することに力を入れ、RPAロボットプロセスの自動化、ブロックチェーン、モバイルAI、データマイニングなどの技術を利用して企業の運営効率を高め、運営コストを下げることを目指す。システムアーキテクチャ、運営、保険業務プロセス、および財務業務を熟知し、業務アーキテクチャによってシステムアーキテクチャを構築する経験を持っている。視聴方法1.事前申し込み:下の申し込みボタンをクリックして、当日視聴ページを入る。即時申し込みボタンをクリックし情報を記入して提出してください。あるいはTENEZの公式アカウントをサブスクライブしてから申し込んでください。2.当日視聴方法:①PC側:申し込みページの右側に「申し込んだ」ボタンがあって、携帯番号を入力してから、視聴してください。②モバイル端末:TENEZの公式アカウントに入ってから視聴してください。
2021年12月10日
〜RPAロボットで勝ち抜くDX戦略〜 コロナウイルスは人、企業、産業、そして社会に大きな変化をもたらしました。何事も予測不可能で変化することが前提となる“VUCAの時代”に突入した今、あらゆる産業がDXを避けて通れないことは明らかです。 DXの取り組みの1つであるRPA促進という視点で、どこから手を付けていいか判らない。いったい何が自分達の会社ではできるのだろう?どのようにしたら人手の作業を削減していけるのだろう?RPAを導入したいけど、どの部署や業務プロセスから着手できるのだろう、RPAロボットをどううまく運用できるのだろうと思われている方もいるかと思います。 本フォーラムでは、「RPAロボットで勝ち抜くDX戦略」をテーマに、DXのロードマップや、中国のデジタル経済の現状、RPA製品の仕組み、RPA案件の導入と運用、デジタル時代中国個人情報保護法のポイント解説などの観点で、導入事例や、DX の専門家、当社の最新ソリューションなど、RPA活用に関する最新情報をご紹介します。 ▼【開催概要】 ■開催日時:2021年12月17日(金)CST14:00~17:30(13:30開場) JST15:00~18:30(14:30開場) ■場 所:上海虹桥美爵ホテル及びオンライン会議 ■定 員:ホテル90名まで・オンライン300名まで(事前申込制) ■参加 費:無料 ■講演言語:日本語(PPT:日本語・中国語) ■主 催:テネス天陳 ■共 催:NTTアドバンステクノロジ株式会社・大成律師事務所 ■後 援:日中文化経済交流会(和華人会)・(社)日中一帯一路文化経済交流機構 ■学術支援:復旦大学起業与起業投資研究センター ■参加方法:オフライン:ホテルにて参加(景品あり) オンライン:ZOOMとテンセント会議にて参加 ■対 象:①総経理・副総経理もしくは企画管理部・財務部・IT部・購買部の管理職の方など ②DXやRPAに取り組もうとされている責任者/ご担当者様 ③RPAロボットを運用している責任者/ご担当者様 ▼【プログラム】 ■13:30~13:55【受付】 ■13:55~14:00【プログラムの説明】 ■14:00-14:10【ご挨拶】 日中文化経済交流会(和華人会)会長 竹内伸一氏 ■14:10-14:40【基調講演】 デジタル経済の挑戦とDXの進め方 復旦大学管理学部教授 宁 钟 氏 ■14:40-15:10【セッション①】 中国のデジタル経済の現状 テネス 総経理 王 林路 氏 ■15:10-15:40【セッション②】 Winactorの紹介と今後の中国での展開について NTTアドバンステクノロジ株式会社 グローバル事業本部 グローバルソリューションビジネスユニット 主任 安谷屋 深志 氏 ■15:40-15:50【休憩】 ■15:50-16:20【セッション③】 RPA導入プロジェクト成功の秘訣とその後の最適なRPA運用手法とは! テネス営業部 シニアコンサルタント 张 子薇氏 ■16:20-16:50【セッション④】 中国個人情報保護法のポイント解説―日系企業の留意点― 大成律師事務所シニア・パートナー 戴暁龍氏 ■16:50-17:20【セッション⑤】 毎日数百枚の発注表のシステムへの自動登録ロボットとは? テネスRPA部 副部長 杜腾蛟氏 ■17:20-17:30【最後】 アンケート、個別Q&A ▼【お申込み方法】 【お申込みフォームURL】:http://teneztech.mikecrm.com/KSAD3GQ 【メールでの場合】 お申込みフォームが機能しない場合は、件名を「セミナー参加希望」とし、「氏名(ふりがな)」「所属企業」「役職」「メールアドレス」「本セミナーを知ったきっかけ」を明記の上、seminar@itenez.comまでご連絡お願い申し上げます。 ■ご記入いただきました個人情報は、製品の情報提供、テネスが主催するセミナー・イベント情報などを提供する場合に利用させて頂きます。 ■これらの個人情報は、個人情報保護管理者が適切な安全管理のもと管理しております。 ■原則としてお客様の同意なく第三者へ開示・提供は致しません。 ■お客様が弊社へ個人情報を提供することは任意です。提供されない場合には、今回のサービスが受けられなくなる場合があります。 ■同業者等ご参加をお断りさせていただく場合がございます。 ▼【お問い合わせ】 ご内容についてご質問がございましたら、下記までご遠慮なくお問い合わせください。 ■電話番号:+86021-5080-5898 ■E-MAIL:seminar@itenez.com ■HP:http://www.itenez.com/jp.html 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 上記についてのご要望やご質問はお気軽にお問い合わせください。 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
2020年04月01日
新型コロナに負けない経営オンラインセミナー 〜リモートワークとロボットワークを成功させる秘訣とは〜 新型コロナウイルス感染は、今のところ収束の気配が見えません。 企業においては、新型コロナ感染防止策として在宅勤務やリモートワークやロボットワークなどの施策を実施しています。パーソル総合研究所の調査によると、正社員のテレワーク(在宅勤務)の実施率は13.2%で、そのうち現在の会社で初めてテレワークを実施した人は47.8%と、新たにテレワークに取り組む企業が増えています。 ただ、「希望しているができていない」と答えた割合は33.7%で、従業員が希望する一方で会社側で対応できていない状況もうかがえます。 本セミナーはリモートワークやロボットワークの要諦について学べる充実のプログラムです。参加無料(事前登録制)となっておりますので、この機会にぜひリモートワークやロボットワークの最前線にお触れください。 ▼【開催概要】 日時:2020年04月08日(水)15:00〜17:10 会場:zoomでのウェビナー形式 定員:200人(事前申込制) 参加費用:無料 言語:日本語 対象者:総経理・副総経理もしくは財務部・人事部・営業部・総務部の管理職など 主催:テネス 共催:HIS・サイボウズ ▼【講演進行】 15:00~15:30【講演テーマ①】 テネス 総経理王 林路氏 ..........【新型コロナで注目、リモートワークとロボットワーク導入を成功させるための秘訣とは】 15:30~16:00【講演テーマ②】 サイボウズ中国高級経理兼深圳事務所所長 中澤飛翔 氏 ..........【無償提供実施中!リモートワークを劇的に変えるkintoneセミナー】 16:00~16:30【講演テーマ③】 HIS上海 董事長 安達謙 氏 ..........【業務改善の為のIT活用〜RPAの導入〜】 16:30~17:00【講演テーマ④】 中国人民政治協商会議上海市委員、日本貿易振興機構上海代表処顧問弁護士 安翊青氏 ..........【リモートワーク環境において企業の応急事態管理と法律対応ー新型肺炎が労働管理に対する啓発】 17:00~17:10質問と回答 ▼【お申込み方法】: 【お申込みフォームURL】:https://form.run/@TENEZ 【メールでの場合】 お申込みフォームが機能しない場合は、件名を「セミナー参加希望」とし、「氏名(ふりがな)」「所属企業」「役職」「メールアドレス」「本セミナーを知ったきっかけ」を明記の上、seminar@itenez.comまでご連絡お願い申し上げます。 ※申し込みが完了するとテネスより申し込み完了のお知らせとイベントへの参加方法のメールが届きます。メールの受領が確認できない場合はお手数ですがseminar@itenez.comまでご連絡ください。 ■ご記入いただきました個人情報は、製品の情報提供、テネスが主催するセミナー・イベント情報などを提供する場合に利用させて頂きます。 ■これらの個人情報は、個人情報保護管理者が適切な安全管理のもと管理しております。 ■原則としてお客様の同意なく第三者へ開示・提供は致しません。 ■お客様が弊社へ個人情報を提供することは任意です。提供されない場合には、今回のサービスが受けられなくなる場合があります。 ■同業者等ご参加をお断りさせていただく場合がございます。
2020年02月03日
皆様、 新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大予防に係わる中国政府方針に基づき、弊社TENEZテネスは春節休業期間を2月2日まで延長と致しました。上海市のウイルス拡散防止政策によって、社員と家族の健康と安全を第一に考え、2月3日から2月9日までは社員全員在宅勤務とさせて頂きます。2月10日より、オフィス勤務となります。 しかし、新型コロナウイルスによる肺炎の感染推移と上海市の政策を注視するとともに、オフィス勤務の開始時間が変わるかもしれません。その時、また皆様にご連絡させていただきます。 2月3日以降WeChat・メール・お電話等でご対応させていただきます。 皆様も最新情報にご注意され、十分にお気を付けてください。 皆様とご家族の健康を心よりお祈り申し上げます。 2020年2月1日 TENEZテネス 社員一同 尊敬的客户 春节快乐! 由于目前新型冠状病毒肺炎疫情依然形势严峻,根据中国政府指示,我司TENEZ天陈科技春节假期延期到2月2日。另外,为配合上海市政府的肺炎疫情防控工作要求,并且为了保障公司员工及家人身体健康,我司于2月3日到2月9日,公司全体员工在家远程办公。从2月10日开始返岗正式上班。 此外,根据新型冠状病毒肺炎疫情的变化和上海市政府的要求,上班时间也有可能发生变化,到时我们会立即通知您。 2月3日起,我司将通过微信,邮件和电话等形式为您服务。 请您也随时关注当前疫情发展,注意自己和家人的身体健康。 最后,祝您和家人身体健康,万事如意! 2020年2月1日 天陈科技 全体员工
2019年11月29日
マーケティング・人事・RPAのスペシャルリストが語る「中国で勝ち抜く為の経営手法とは!?」中国におけるマーケティング・人事・RPAの課題を徹底解説致します。【日付】2019年12月18日(水)14:30~18:00(14:00受付開始~)【会場】上海虹橋雅高美爵酒店会議中心2Floor春夏庁 上海市長寧区仙霞路369号(近芙蓉江路)【交通】10号線–水城路駅-850米左右【定員】40名(先着限定)【参加費用】無料【言語】日本語【対象】総経理・副総経理もしくは財務部・人事部・営業部・総務部の管理職など【共催】PG・あしたのチーム・テネス【講師紹介】比智(杭州)商貿有限公司総経理 小野真東京造形大学在学中に家具の企画販売を行う株式会社リグナの共同設立を経て、2003年:WEBサイト、ECサイトの企画・制作業務を行う株式会社ジョイプロモ―ションを立ち上げ独立。その後2011年:株式会社ピアラに合流し、2013年から中国子会社の比智(杭州)商貿有限公司董事総経理として6年間上海にて、主に日系企業様のEC(天猫/淘宝等)や、SNS(微信/微博)などの企画、制作、運用、広告などトータルサポートを行う。明日之团(上海)人力资源管理有限公司総経理位高 光一長野県出身。青山学院大学卒業後、株式会社マイナビに入社。東京23区エリア担当で新卒人材採用を中心に各種HR業務に携わり、150社以上の法人向けソリューション営業を経験。その後、父の経営する丸大食品工業株式会社に入社し、専務取締役として食品製造業、観光事業に携わる。その後、株式会社あしたのチーム琉球に入社。支社長として支社のマネジメント業務に携わると共に、沖縄県内50社以上の人事評価制度構築から運用サポートまでを手掛ける。2017年11月より「明日之団(上海)人力資源管理有限公司」総経理に就任。上海法人の立ち上げ及び華東地区での新規営業・コンサルティング業務を行う。TENEZテネス創業者兼CEO王林路復旦大学アルムナイ創業・イノベーション倶楽部副会長、上海海外聯谊会日中分会会員、アメリカACM会員。2016年1月 上海にてTENEZ会社を立ち上げ、2018年には蘇州にも拠点を設立。創業以前は住友商事グループIT事業会社SCSK東京本社の正社員として東京及び大阪にて勤務。ERP/BIソフトウェア開発、システムアーキテクチャ構築、システム運営管理、PMなどのIT業務経験を有し、ITIL、SAPBIビジネスインテリジェンス、SAPHANAビッグデータなど国際技術コンサルタント資格を受けている。復旦大学電子工学専攻修士卒業。【講演テーマ】【講演テーマ①】比智(杭州)商貿有限公司総経理 小野真氏【効果的な最新のSNSマーケティング手法】微信、微博、小紅書、抖音、それぞれのSNSの特徴と日系企業が抱えるSNS運用問題とは【講演テーマ②】あしたのチーム総経理位高光一氏【現地化を促進!!中国で勝ち抜く為の攻めの人事評価制度】今、日系企業に求められる報酬連動型の評価システムとは【講演テーマ③】TENEZテネス創業者兼CEO王林路氏【RPAで実現する"業務効率化"の進め方と成功事例】豊富なRPAの導入運用実績からの形骸化しない運用のコツやRPAの導入状況と今後の活用の展望について【お申込み方法】下記アドレスに返信,URL,QRコードの3つの方法でお申し込みが可能です。■【セミナーお申し込み用URL】https://form.run/@1218seminar■【QRコードでの場合】★お申込みフォームに必要事項をご入力の上、お申し込みください。■【メールでの場合】メールの場合は、下記の内容をseminar@itenez.comまで送信お願いいたします。貴社名、名前、役職、携帯、メールアドレス。■ご記入いただきました個人情報は、製品の情報提供、テネスが主催するセミナー・イベント情報などを提供する場合に利用させて頂きます。■これらの個人情報は、個人情報保護管理者が適切な安全管理のもと管理しております。■原則としてお客様の同意なく第三者へ開示・提供は致しません。■お客様が弊社へ個人情報を提供することは任意です。提供されない場合には、今回のサービスが受けられなくなる場合があります。■同業者等ご参加をお断りさせていただく場合がございます。【お問い合わせ】ご内容についてご質問がございましたら、下記までご遠慮なくお問い合わせください。■電話番号:021-8018-6161■E-MAIL:seminar@itenez.com■HP:www.itenez.com
2019年11月01日
RPA知識RPAをやっていると、ある時点から、場合によっては最初から、避けて通れない道になるのが「書類のデータ化」即ち、OCRです。今まで「OCR?なにそれ?」って感じだったのに、RPAに携わるようになってから急に使わなきゃいけなくなった!なんて方も多いのではないかと思います。そして、RPAの普及に合わせるかのように、OCRも急激な進化を遂げています。むしろ、歴史の長さを考えると、OCRの方が、近年の進歩の凄まじさは上でしょう。(起点をどこに置くかで変わりますが、日本では40年とか50年の歴史があると言われます)この進化したOCRは、いわゆる「AI-OCR」として世間で注目されていますが、そもそもOCRってどういう技術なのか、どういう課題を持っている(いた)のかについて、解説していきたいと思います。01そもそもOCRって?OCRはOpticalcharacterrecognitionの略称で、日本語では光学文字認識と呼ばれます。(「OCR」という単語だけ覚えておけば大丈夫です)要するに、紙に書かれた文字を電子データの文字列に起こしてくれるソフトです。これがなければ、紙に書かれた情報は人間が全て手入力でシステムに登録することになります。データ入力作業の業務負荷を劇的に軽減しているという点では、「自動化」を広義に捉えたとき、RPAの大先輩とも言えるかもしれません。身近なOCRまず、無意識に日常生活の中で接しているOCR技術を何点か紹介していきます。1.銀行窓口の依頼書ネットバンキングの普及や、決済・割り勘アプリの登場などによる送金手段の多様化で、最近は記入する機会がほとんどないと思いますが、銀行窓口の依頼書はOCR用の帳票です。枠の位置が決められており、1文字1枠で記入するようにできています。この枠を、バックオフィス側でOCRソフトが読み取って電子データにしてくれることで、人力での入力作業を省力化しています。2.QRコードQRコードも、文字の読み取りではありませんが、画像を解析してデータを引っ張ってくる、OCRの一種です。ちなみに↑のコードを読み取ると・・・このブログのTOPページに飛ばされます。3.手書き入力パッドWindowsでもIMEパッドで、読み方の分からない字を手書きで文字入力することができますよね。これもOCR技術の上に成り立っています。4.マークシートもOCRの仲間各種試験などでお馴染みの「マークシート」は「OMR(光学式マーク読み取り装置)」という、OCRの親戚の技術です。OCRから見れば下位互換のようなものなので、OCRソフトの中にはマークシート読み取り機能も具備しているものは多いです。02OCRの読み取りに重要な要素OCRは、読み取った画像を解析し、文字データに変換します。正確に文字を読み取れるかどうかを影響する要素は、多岐に渡っていますが、特に大きいのは以下の3つでしょうか。OCRの精度に大きく影響する要素WHAT:読み取り対象の記述方法(手書き/活字)WEHRE:読み取り対象の特定方法(座標指定/キーワード抽出)HOW:文字枠の囲い方(固定ピッチ/フリーピッチ)他にも精度に影響を与える要素は色々とありますが、特に影響の大きな3要素について、それぞれ解説していきます。03RPAとOCRの親和性RPAはあくまでシステムであり、扱うことができるのはアプリケーションと電子のデータです。しかし、業務の現場でインプットとなるデータは、紙に打ち出されていることは少なくありません。そのため、OCRで用意したデータをRPAでガンガン回していく、という超強力なタッグが成立します。大昔からあるOCRの技術に注目が集まってきているのは、読み取り技術の進歩も当然ありますが、RPAによる再評価もその背景にはあるのです。04でも今ってペーパーレスの時代じゃないの?電子化が進んでる時代だから、今更紙の読み取りなんてニーズ少ないんじゃないの?という人もいるでしょう。そうは言うんですけどね、やっぱり紙ってなくなってないんですよね。ペーパーレス化の流れで電子化されたのって、社内会議どまりの企業が多いんじゃないでしょうか?顧客対応窓口だと、申込書の記入に紙とタブレットを選べるところなんかも増えてきていますが、やはり紙はまだまだほとんどのところで健在ですよね。「紙じゃないと抵抗感を示す顧客が少なくない」というのは実際に窓口業務の設計に携わっている方から聞いたことがあります。若い方ならそんなことはないんでしょうが、「電子媒体に個人情報を入力する=流出とかなんか怖い!」という心理が働いたりするのでしょう。実際は紙に書いたものだって当然バックヤードで電子媒体に入力されてるわけですが…。こういう話題だとなんとなく「これだから日本人は…」みたいな声も聞こえてきそうですが、UiPathとか海外製のRPAツールにもOCR機能を標準で持っていたりするわけですし、2018年にもなったところで、ExcelにOCR機能が付く、なんてあたり、世界的にも馬鹿にできないトレンドと言えるかもしれませんね。05従来のOCRは、銀行や役場など特定の業務においては有用だけれど、帳票のフォーマットが固定されていなければならない、手書きには弱いなどの観点から、導入するほどの高い精度を得られず、膨大なマンパワーをかけて対処するしかないケースも存在していました。「枯れた技術」と見る界隈もあったように思います。しかし、RPAの登場で活躍の場は明確に増加しており、AI技術による飛躍的な性能の進歩もあって、捲土重来、現在は高い注目を集めています。このようなツールと上手く付き合うことで、「自動化ライフ」の楽しみや歓びも増してくるんじゃないでしょうか。6TENEZはインターネットと人工知能ソリューションのサービスプロバイダです。本社を中国上海の自由貿易区張江ハイテクパークに構え、蘇州工業パークには開発センターを構えています。TENEZは2016年の設立と共に、”新しい価値の創造を通じ、お客様の期待を超え、社会と人々に感動をお届し続けます“の使命を掲げ、デジタル技術を駆使して顧客に価値のある製品とサービスを提供し、提案、設計、開発、実装、運用などサービスを展開するハイテク企業です。現在の主な事業はRPA業務自動化ロボット設計開発、システム設計開発とデータ処理業務であり、製造、金融保険、旅行、育児などに及ぶ分野で、多くの大手日本企業及び中国企業に高品質な情報技術製品とサービスをご提供しております。版权声明:本文文章来源于アゲ出しLife,由本社相关负责人编辑设计排版。部分文章推送时未能及时与原作者取得联系,如涉及版权问题,敬请原作者联系删除,我们对原作者深表敬意。本文观点仅代表原作者个人观点,特耐司科技对本文观点保持中立,仅供参考、交流之目的。本文观点敬请读者注意判断。
2019年10月16日
近年、RPA(RoboticProcessAutomation)で処理した業務の自動化が注目を集めており、RPAを導入する企業もいよいよ増えてきています。RPAは現在、日本だけでなく世界的にも急成長している市場です。Gartnerが発表した2018年ソフト応用レポットによると、RPA市場は昨年より約63.1%増加しました。2017年、RPAの市場規模は売上金額35億円、前年度比で約4.4倍という衝撃的な成長を見せました。RPAはなぜここまで急激な成長を遂げることができたのでしょうか?この記事では、国内外のRPA市場について、国内外の市場規模やRPA導入への動向について考察します。出典:ITR国内と海外のRPA市場規模国内のRPA市場規模は、2015年ごろから成長し始め、急成長を続けています。大手金融機関で早くから注目され、活用事例が数多く発表されてきた日本では、多くの企業が積極的にRPAの導入が進めています。子高齢化もRPA市場規模の拡大を促進させています。国内のRPA市場は今後も継続的に成長していくと予想されます。出典:矢野経済研究所リリース二海外のRPA市場規模海外のRPA市場も、日本国内同様に成長を続けていくと予想されています。大手コンサルティングファームであるMcKinsey&Companyは、2025年までに全世界で1億人以上のホワイトカラー労働者がロボットに置き換わると予測しています。RPA市場は全体で650兆円にもなっており、世界的に注目を集める分野となっています。RPAの市場規模はさらに拡大していくとみられており、今後もますます多くの企業がRPAを導入していくでしょう。三海外では『自動化』はあまり受け入れられていない?!アメリカでは、あまり『自動化』に肯定的ではない意見も多いようです。RPA導入による自動化で、事務作業等の自動化の対象となる業務はだんだんと雇用を減らしていきます。そのため、自動化の対象となりやすい業務に従事していた人が職を失ってしまうのです。アメリカは日本と違い、人事異動等で様々な職種を経験することがありません。そのため、自動化によって職を失った人が復職に苦労してしまうのです。こういった事情から、アメリカでは『自動化』という概念はあまりいいイメージを持たれていないのです。しかし、世界的に見て、RPA導入の動きがすぐに減速するということはないでしょう。急速に市場を拡大しているRPAですが、RPAの普及に当たっては研修や教育制度の改革といった課題も残されているのです。出典:2018年総務省四RPAが市場に求められる理由なぜRPAがとても注目されるのか?三つの原因から分析しましょう!1.少子高齢化に伴う生産労働人口の減少(労働資源不足の課題)2.グローバリゼーションに伴う競争環境の激化に伴う生産性向上の必要性(生産性向上の課題)3.人件費の上昇が止まりません。(人件費削除の課題)企業コスト圧力が益々厳しくなる現在、日常業務では下記の悩みはありますか?1.優秀な事務スタッフの採用が大変だ2.業務を効率化して人件費・間接費を減らしたい3.様々な業務ソフトウェアを跨いで処理するのは非効率4.新たなシステム導入は既存システムとの連携が面倒で開発コストも高い5.事務作業のルーチンワークでミスが頻繁に発生する
2019年10月16日
◆◆◆◆ ビッグバンを起こすというのも気になります。 seven ◆◆◆◆ 宇宙が誕生したように、コミュニティの着火を意味し、僕らは“ビッグバン理論”と呼んでいます。これは運営しか投げられない球=ファンがわくわくする企画・プロジェクトは何か? ということをしっかりと考えた上で、コミュニティに投げかけるということです。 例えば、佐々木俊尚氏や松浦弥太郎氏、箱庭さん、灯台もとくらしさんが運営するSUSONOで、空き家ツアーというのを開催したんですよ。空き家問題で頭を悩ましている三浦半島のとある町を訪れて、関係者に話を聞いたりワークショップをしたりという企画だったんですが、参加者の一人がそこの空き家を気に入って実際に購入したんです。さらにその方がリフォームのワークショップを行ったり、お披露目パーティを催したりと発展していって。 運営側が空き家ツアーという球を投げたことで、そこからは自走する形でプロジェクトが大きくなったという、まさにビッグバン理論を体現する事例です。 ◆◆◆◆ コミュニティ派生で家まで購入するってすごいことですよね。 eight ◆◆◆◆ そうですね、人生を変えるきっかになるようなこともたくさん起こっています。それこそコミュニティで知り合い仲良くなった結果、コミュニティベイビーも誕生しています。コミュニティって価値観が近い人の集まりなので、発展していくのは当然といえば当然なのですが。 このようなユニークな発展の裏には、n対n=メンバー同士のコミュニケーションが鍵を握っています。運営側から投げかけるだけではない場づくり、空気感をデザインしていく必要があります。 あるコミュニティでメンバーが世界のLGBTシーンを取材して発信したいというクラウドファンディングを立ち上げたんですが、その際、コミュニティメンバーが率先して支援したり(メンバーによる支援率16%)情報拡散してくれたので、目標額を達成し、最終的には150万円くらい集まったんです。 n対nのコミュニケーションによりメンバー同士の絆が築かれていたので、応援の熱量が高く、比較的スムーズにプロジェクトを成功に導くことができました。 ◆◆◆◆ 「運営が気づかない魅力でエンゲージを高める」というのはどういうことでしょうか。 nine ◆◆◆◆ 『ベストカー』という車雑誌のコミュニティがあるんですよ。その編集部では、メーカーが協賛しているレースに、編集部の方々が毎年出場していたんですが、どちらかというと仕事としてというニュアンスが強かったそうです。ところが、コミュニティメンバーに興味ありますか? と投げかけたところ、みんな目の色が変わって「出たい!出たい!」と希望者が殺到しました。 もちろんレースに出るにはA級ライセンスが必要で、レーシングスーツなど装備も揃えなければいけなかったのですが、「そんなの何とかします!」と、みんなでライセンスを取りに行ったり、レーシングスーツなどの装備を比較検討したりと、次々にアクションが生まれていったそうです。運営側が気づかなかった思いもよらぬ価値によって、コミュニティが熱狂したという例ですね。 ◆◆◆◆ 最後に挙げていただいた「コミュニティ1対本業100の法則を意識する」について教えてください。 ten ◆◆◆◆ コミュニティをビジネスとして捉えることはサブスクリプション型のモデルとして注目されていますが、小売りと違って売り上げがドンと立つわけではなく、ジワジワ時間を掛けて緩やかに伸びていきます。最初のうちに人数を絞ってコミュニティの熱量を最大化するのであれば、なおさら時間が必要です。となると短期間で成果が出ないのですぐにやめてしまおうという発想になりがち。 熱量が高いコアなファンを育てることで、共創コミュニティが育ち、本丸のビジネスを伸ばせるという補完関係を意識していないと、なかなかドライブさせていくのが難しいんです。イメージとしてはコミュニティが1に対して、本業が100くらいの捉え方が良いかと。 僕らは1対100の法則と呼んでいるんですが、コミュニティ単体の規模や月額会費の売り上げだけで判断するのではなく、コミュニティ1によって生み出される、本業の100への影響力を見てほしいんです。コミット度の高い人たちの熱量を上げていくことで、本業の数字は必ず伸びますし、数字は作れます。 コミュニティを、短期的なビジネス視点で捉えると失敗しますが、長期的な視点で捉えていけば必ず大きなアセットになると腹を括って取り組むことが重要だと思います。 ◆◆◆◆ 今後、新しく考えている施策などはありますか? eleven ◆◆◆◆ 直近で実現させたいことは、コミュニティ経済圏を作るということです。コミュニティ内でメンバーがアクションをした時にポイントが貯まるという機能は既に実装済みですが、そのポイントを交換することで仕事や物をシェアしたり、メンバー同士の価値の交換ができる文化を作れないかと。単純にお金儲けをするだけじゃない経済圏ですね。 例えば、コミュニティの中にヨガインストラクターさんがいてその人に習いたいと思ったら、溜まったポイントで「ヨガ教えてもらえませんか?」と依頼する、ポイントを受け取ったヨガインストラクターさんはそのポイントで、旅コンシェルジュをしているメンバーにプランニングを依頼するといったように、ポイントの交換でスキルや物品が流通していく。 これがもっと循環したらエキサイティングなのではないかと。これはコミュニティ内で既に信頼関係があり、安心・安全が担保されているからこそ成り立つことなので、コミュニティだからこそ実現できる新しい社会的な価値になると考えています。 ◆◆◆◆ これから、社会におけるコミュニティの役割はどうなっていくのでしょうか? twelve ◆◆◆◆ SNSが社会のインフラの役割を担うようになり、広く浅く人とつながるようになりましたが、オープンが故に自分をさらけ出すことがどんどん難しくなっています。一方で人々は以前より情報を入手しやすく、行動も起こしやすい世の中になったことで、自分の価値観をより強く持つようになりました。でもそれを安心して表現する場がなくなってきているので、価値観を共有できるクローズドな空間を求めはじめています。 変な言い方ですが、普段の生活の中では自分が“変人”だということを隠して生きなければならない(笑)。でも狭く深いコミュニティの中ではみんなが変人なので、自分をさらけ出すことができる。同じような趣味趣向の仲間がいっぱいいて本来の自分の居場所がある、それって幸せなことじゃないですか。 実際に上質なコミュニティによって感じる幸福感はフィットネスの3倍の効果とも言われていますし、ハーバード大学の研究でも、人間の「幸せ」の一番の要因は質の高いコミュニティに属していたかどうかである、という結果が出ているんですよ。 お金や名声ではなく、『良いコミュニティに属していたか』が重要だと。自分たちが心の底から心地よいと思える居場所がどんどん作られていけば、日本人の幸福度は上がると思います。 ◆◆◆◆ TENEZテネス ◆◆◆◆ TENEZはインターネットと人工知能ソリューションのサービスプロバイダです。本社を中国上海の自由貿易区張江ハイテクパークに構え、蘇州工業パークには開発センターを構えています。 TENEZは2016年の設立と共に、”新しい価値の創造を通じ、お客様の期待を超え、社会と人々に感動をお届し続けます“の使命を掲げ、デジタル技術を駆使して顧客に価値のある製品とサービスを提供し、提案、設計、開発、実装、運用などサービスを展開するハイテク企業です。現在の主な事業はRPA業務自動化ロボット設計開発、システム設計開発とデータ処理業務であり、製造、金融保険、旅行、育児などに及ぶ分野で、多くの大手日本企業及び中国企業に高品質な情報技術製品とサービスをご提供しております。