2023年02月14日
近年、生産年齢人口の減少に伴う働き方改革の推進など、社会的背景の影響もあり、RPA(Robotic Process Automation)が注目されています。導入事例は着実に増加傾向にあり、日本国内企業のRPA導入状況は85%という結果が出ています。業界や企業規模を問わず、RPAを活用する企業が増えており、その有用性が明らかになり始めている状況です。ロボットによる業務を自動化し、「効率化」を図るRPAですが、その効果を得るためには導入後の運用管理が欠かせません。
しかし、RPAロボットの運用が思ったより複雑だとよく言われています。
RPAロボット運用の複雑さを解決するため、テネス天陳が「ITIL for RPA™」というコンセプトを提唱して発表しました。
「ITIL」は、ITサービスマネジメントの“ベストプラクティス”と呼ばれる『成功事例』をまとめており、ITサービスマネジメントを行ううえで重要なものです。ITILを上手に導入することができれば、ITサービスを効率的に運営しながら、問題(インシデント)の発生も抑えられるはずです。ITIL for RPA™は、RPAロボット運用管理のベストプラクティスを集めたフレームワークです。
ITIL for RPA™のサービスサポートは7つの運用プロセス「サービスデスク」「インシデント管理」「問題管理」「構成管理」「変更管理」「リリース管理」「計画管理」があります。今後7つの運用プロセスの詳細を続々とご紹介します。