ニュース&セミナー

これからのビジネスに必須 コミュニティ運営を成功させる方法(前篇)

2019年10月16日

「これからのビジネスはコミュニティが鍵だ」

「コミュニティを作ってファンの熱量を上げよう」

「コミュニティ内での双方向のコミュニケーショが大事だ」


メディアやメーカー、ブランド、飲食店からサービス業に至るまで、ビジネスシーンではもはや「コミュニティ」の構築は必須の課題となっています。


とはいえ、長年にわたり広告やマーケティング、販促に至るまで、常にお客さまへ投げかける一方向のコミュニケーションが中心だった背景もあり、いまいちどう運営したら良いのかわからない、どういうやり方が有効なのか……と頭を悩ましている方も多いのではないでしょうか。


今回は「日本を芸術文化大国にする」ために、作家やアーティストから、コンテンツ・メディア・ブランド企業まで、独自のコミュニティプラットフォームを提供しているスタートアップ、オシロ創業者の杉山博一氏に、コミュニティ運営を成功させるために必要なことをお聞きしました。




◆ ◆ ◆ ◆

  オシロが展開されているサービスについて教えてください。

one

◆ ◆ ◆ ◆


ざっくり言いますと、コミュニティを運営するためのツールであるプラットフォームと、活性化のサポートサービスを提供しています。ツールだけでなく、サポートサービスをしていることも強みです。


プラットフォームでできることは、コミュニティ内での情報発信、メンバー同士でのチャット、部活やイベント作成などがあり、これらをアプリで使うことができます。また、管理向けの各種分析ツール活用など、コミュニティ運営のかゆいところに手が届くようなサービスを展開しています。


特徴としてはオウンド、サブスクリプション、コミュニティの3つの機能を内包しているところで、今のところこの3つが揃っているコミュニティプラットフォーマーはオシロだけとなります。


現在、宇宙兄弟から文春野球学校、佐渡島庸平氏や四角大輔氏のコミュニティなど、30ほどのコミュニティがこのプラットフォームを利用しています。



◆ ◆ ◆ ◆

クローズドのSNSのようなものと考えてよろしいですか。

two

◆ ◆ ◆ ◆


そうですね。情報の投稿やチャット、グループ作成などは同じような機能です。ただ、独自の世界観でプラットフォームを持てるのと、すべてにおいて深いコミュニケーションができるのがオシロの特徴です。例えばフェイスブックのグループ機能を使ってコミュニティを運営すると、人数も限られますし、興味関心が多岐に渡るコミュニティでは使い勝手も良いとはいえず、なかなかうまく活性化できないという声をよく聞きます。


オシロではコミュニティ運営もしながらUIを設計しているので、独自のポイント発行ができるなど、コミュニティを活性化、エンゲージする仕掛けを日々開発実装しています。また、サブスクリプションの機能は、SNSには実装されていませんので、そこも大きな違いです。



◆ ◆ ◆ ◆

多くのコミュニティ運営に携わって見えてきた、成功のポイントを教えてもらえますか?

three

◆ ◆ ◆ ◆


コミュニティを活性化するポイントはたくさんあるのですが、大きく分けると以下の5つが挙げられます。


・はじめから人数を増やしすぎない。

・n対nのコミュニケーションをデザインする。

・運営しか投げられない球でビッグバンを起こす。

・運営が気づかない魅力でエンゲージを高める。

・コミュニティ1対本業100の法則を意識する。



◆ ◆ ◆ ◆

ではまず人数の話から教えてください。

four

◆ ◆ ◆ ◆


たき火をイメージしてみてください。楽天大学学長の仲山進也さんがこう例えていたのですが、薪が1000本あるところにいっぺんに火をつけようと思っても、なかなかつきません。まずは一本の薪に確実に火をつけて火種を作り、それが数本、数十本、数百本となって燃え広がっていきます。つまり、最初は人数を絞った方がいいんです。


特に大きなプロジェクトですと、いきなり高いKPIを設定して、数を増やすことにフォーカスしがちです。結果的にコミュニティの熱量が上がらず、ところどころでくすぶったような状態になり、やがて下火になっていきます。まずはある程度のサイズ感で、確実にコミュニティに火入れをすることが大切です。


例えば『宇宙兄弟』の有料コミュニティ「コヤチュー部 オンライン部室」は、招待制から始まりました。ゆっくりと育てることで、熱量が高すぎず、低すぎず、コミュニティを醸成していこうとしています。



◆ ◆ ◆ ◆

n対nのコミュニケーションを円滑にする方法はありますか?

five

◆ ◆ ◆ ◆


 

n対nなのだから運営側はノータッチでいい、という考えでは芽が出ません。ちゃんと水をあげないといけなくて。メンバー同士がコミュニケーションを取りやすくするように働きかけたり、後押しすることが必要です。ただ、水をやりすぎたら植物も腐ってしまうように、おせっかいすぎると育ちにくい。その塩梅が難しいというのはあります。


運営がやりすぎても、やらなさすぎてもダメ。コミュニティって生き物なので、やっぱり常に状態を見ながら育んでいく必要があります。コミュニティの性質によってもアプローチは変わるので一筋縄ではいかないのですが、オシロではなるべくテックに落とし込むようにしています。


◆ ◆ ◆ ◆

どのようにテックに落とし込まれているんですか?

six

◆ ◆ ◆ ◆

いくつかあるのですが、ユニークな機能としては「盛り上がり通知」と「バディ機能」があります。「盛り上がり通知」というのは、チャットが盛り上がっていて、その盛り上がりが一定の条件を満たすと、「盛り上がり通知」を全員に送る機能です。それによってさらに多くの人の参加を促し、コミュニケーションを最大化します。後から参加すれば良かった……と思う人をなるべくなくし、盛り上がりの瞬間に立ち会ってほしいのです。


「バディ機能」は新旧のコミュニティメンバーをうまく繋ぐもので、古い人に新しい人のバディをやってもらうようにお願いし、新しく入った人がすんなりコミュニティに溶け込めるようにする仕掛けです。


興味・関心の共通項が多い人同士をシステムがマッチングしますので、初めて会っても打ち解けやすいようにしています。これらの機能はコミュニティマネージャーが演出することもできますので、機能がなくても有効な施策なのでオススメです。古い人と新しい人が交われば、コミュニティの定着率は確実に上がります。


 未完待续......



◆ ◆ ◆ ◆

TENEZテネス

◆ ◆ ◆ ◆


RPA業務自動化ロボット-AUTOWORKER


TENEZはインターネットと人工知能ソリューションのサービスプロバイダです。本社を中国上海の自由貿易区張江ハイテクパークに構え、蘇州工業パークには開発センターを構えています。

 TENEZは2016年の設立と共に、”新しい価値の創造を通じ、お客様の期待を超え、社会と人々に感動をお届し続けます“の使命を掲げ、デジタル技術を駆使して顧客に価値のある製品とサービスを提供し、提案、設計、開発、実装、運用などサービスを展開するハイテク企業です。現在の主な事業はRPA業務自動化ロボット設計開発、システム設計開発とデータ処理業務であり、製造、金融保険、旅行、育児などに及ぶ分野で、多くの大手日本企業及び中国企業に高品質な情報技術製品とサービスをご提供しております。







Tenez Technologies Co., Ltd.
テネス会社
上海市浦東新区祥科路298号祐越国際1棟4階
電話:021-5080-5898
メール:service@itenez.com
上海 南京 杭州 武漢

Copyright 2016-2024 TENEZ Corporation 天陈科技(上海)有限公司,All Rights Reserved 沪ICP备16013096号 プライバシーポリシー